結論から言えば単細胞は単純な生命形態ではない。例えば細胞膜のような細胞内成分の1つを検証すると、生命維持に不可欠な濃縮された化学物質の流入および流出を制御・監視する機能を確認できる。つまり細胞膜がそのような体液の円滑な流れを、化学物質を詰まらせることなく促進・調整できる熟練した交通整理人であることを十分物語っている。
細胞は壊死を防ぐために、濃縮された化学物質の濃度が厳格に0.01 %以内におさまるように制御する機能を求められていることを鑑みると、この原理は天文学的に困難な離れ業であることが分かる。
化学物質が正常な濃度で同時に浸透しかつ適切な割合で分配され、さらにその後再生するなどという仕組みが、果たして考え抜かれた設計を抜きにして実現可能であろうか?これもまた目的に従って設計された神の創造を裏打ちする格好の例である。
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