円応教

円応教は日本の神道系宗教であり、特別に天啓を神より授かりその布教者および世の僕になるという天命を受けたとされる深田千代子を教祖とする。
この日本の新宗教も同類のグループの例にもれず、個人または組織が独自で編み出した持説を唱えながらこの宗教ブームをもり立てている。

日本においてはこの類いの宗教体験が数および種類ともに豊富である。宗教絡みの熱狂的霊性運動がこの国全土を席巻し、その結果途方もない真理観を持つカルトグループが数百種にも誕生。政治的にはどの教えも目指すべき最終地点に違いはないと言って差し支えないだろう。しかし本質的かつ究極的真理との関係においては、各々独自の見解に固執する排他的教義が多数存在するためこの理屈は通用しない。

ここで一つのジレンマが生まれる。誰もが自ら見出した価値観に基づき、精神的な表現形態の一つとして宗教的教義を作り出すことができることだ。ここから一体何が正しく道理に基づいているのかという問いが生まれる。文化内に生じる一時的な熱狂ブームおよび流行が追い風となり、宗教的視点に傾倒する人々が多くいる。もしかするとそれは個人的な自己顕示欲を発散させるための一形態なのかもしれない。しかし真理というのは私たち個人の選択や気まぐれに支配されず、人間の嗜好の枠を超えた所に存在する。

何れにしても、深田氏の使命は未来予知に加え治癒者として、人々が問題を回避できるように援助することであった。何れも高尚な使命には見えるが、それは必ずしも彼女の利他主義的な動機やその内面状態の健全性を証明するには十分ではない。なぜなら個人的な教義は、自己崇拝的なナルシズムの世界で思い描かれる誇大妄想に起因するからである。事実、このような症状に基づいて病名が付くような精神疾患や精神状態があるとされている。さらにこの種の活動は何も特殊なものではなく、タロットカード、手相読み、星占いのほか霊媒師など、既に巷に溢れているオカルト的行為を通じて体験が可能だ。もし病気が悪魔の仕業によるならその霊的主体が取り憑いた時と同様、奇異な現象を伴いながら去っていくだろう。あたかも町の祈祷師のもとに治療に駆け込んで奇跡的に癒された人のように。一種の偽薬効果というべきであろうが、このような方法で悪霊が去っていくとなると教祖の至高の力によるという説は崩れ、癒すか癒さないかに関わらずその宗教家が悪魔の領域とつながり、単にその力の威信および権威に仕えていることを示す結果となる。

クリスチャンの視点から見ると、このような最高権威者である真の神から人の関心を奪おうとするまやかしの預言および癒しは、モーセの偉大な奇跡との見事なコントラストを描いていたエジプトの魔術師たちによる小細工と重なる。

その霊的現象を調査すると、その実態の裏付けとしては抜群の効果と妥当性を持つ幾つかの仮説に思い当たる。戦時中、日本社会を不能にするほどの壊滅的被害が広範囲にわたり国内を襲い、現実を通してその集団の幸福感に反駁したことで、癒し信仰ムーブメントは時を経るに連れて勢いを失っていった。

それにも関わらず、戦後、この宗教運動は復興を果たし団体は再結成された。今日彼らは、2人が相対して拝み合いながら日常生活の問題解決に取り組む、「修法」と呼ばれる霊的癒しの手法を採用。最後に挙げる問題点は、権威ある聖典を1つ以上持つというカルト全般の暗黙のルールにならい、修行円応経典という法典を用いてそこからインスピレーションを得られると唱いつつ、自己の教義や実践を正当化する。

皆様は各々自分が取り組んでいる修行に対して「誠(誠実)」であるとお思いかもかもしれませんが、正直それは間違いです。またある程度の「愛」そして「善(美徳)」を持つことが出来るかもしれませんが、もしそれが的を外しながら適用されれば、真の愛の対象であるべき最も至高な地位におられる真の神を蔑ろにしてしまう恐れがあります。結論を言うと、この集団が掲げる目標の本来の意図及び適用を鑑みるときに、社会を癒すという使命をこれまで果たし、またこれ以後も果たし得る見込みについては甚だ疑問です。しかし私自身を含め、神の癒しの力を体験してきたクリスチャンには、それはまさしく一つの現実なのです。

イエスについての私の証し
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神と関係を持つ方法

最後、イエスの言葉をご紹介します。:

マタイ11章28〜30節
28 疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。29 わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。30 わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからです。

 

 

神と関係を持つ方法

 

その他のリンク

円応教の情報資料

Ennokyo

 

 

Religions of the world: a comprehensive encyclopedia of beliefs and practices/ J. Gordon Melton, Martin Baumann, editors; Todd M. Johnson, World Religious Statistics; Donald Wiebe, Introduction-2nd ed., Copyright 2010 by ABC-CLIO, LLC. Reproduced with permission of ABC-CLIO, Santa Barbara, CA.

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