進化の証拠

ある被造物がたの被造物へ進化を遂げたことを示すような大進化が起こった形跡は何も存在しない。

自然淘汰による種の起原を提唱したダーウィンすらその自著の中で、ある種が他の種に変異したことの証拠は存在せず、そのような変異が起こったかも定かではないと結論付けている。もし仮に起これば有益な結果を残すことになるというのが、彼の理論の大前提であるとダーウィンは言葉を続ける。

この件については、様々な科学的背景から種形成の仕組みについて議論するために、1981年ローマに集まった著名な進化論者たちの間でも決定的な結論が出なかった。

この会合に参列したハーバード大学名誉教授のアーネスト・メイヤー博士は、種形成の過程で遺伝子学的な出来事について検討がつかないことを説明し、慚愧の念に堪えないことではあるがそれを真実として受け止める以外ないと締めくくった。

想像性に富む芸術作品を通して色鮮やかなアニメーションを生み出すクリエイティブな才能を持つ者がいる。彼らは過去において想定外に同時発生した出来事を描く。化石化した骨の残骸の研究を専門とし、化石学の預言者と呼ばれるような人たちも存在する。彼らは科学界において、過去の偶発的出来事の断片を組み合わせることに長けたグルとして崇められている。

このようなカリスマ的人物は自らのハリウッド制作会社を自分たちの主催する世界的会議のために開放し、真理であると推察する内容に基づいて進化論哲学者と信仰芸術家たちが共同で別種の宗教的な仕組みへと発展させ、テキストという講壇から無謬の科学として持説を語る。しかしこの自然主義的哲学の宗教運動は実質、自らの専門分野の博士号を傘にして無知な人々を傾倒させようとする無神論的なアジェンダである。聴衆に対して提供すべきは飽くまで見解の教理に限られるべきであるはずだが、実際には人を洗脳して、学問によって欺瞞に塗り固められたカルトへと人を誘導しようと試みている。

絶滅した動物の僅かな片鱗を採取しそれを組み合わせる行為は一つの科学的営みであるが、ある種について説明するために他を適用し、自らの持論全体に摺り合わせようとするのは全くの御門違いである。科学が証明出来ることは同種内で微かな違いが生じたことや古い生物形態が淘汰され死滅したことである。自然淘汰を通して進化した、別の優性種である新型の生物が生まれたことを科学は証明出来ない。類似種が存在するからという理由で、それが進化を裏付ける証拠とはならない。その類似性から断定出来るのは、特定の化学物質を伴う地上の環境および食物連鎖下で動物たちが共存できるように、彼らに組み込まれた共通の要素が存在することである。

進化論には体系的理論として認められるだけの連結性に欠けている。それが社会を馬鹿げた進化論革命に巻き込み、神を空想科学小説に取って変えるように人を誘惑する要因だ。

 
神と関係を持つ方法

 

その他のリンク

無神論と不可知論のための参考資料

日本人

Evidence of Evolution

 

 

Frances Darwin (ed.), The Life and Letters of Charles Darwin (N.Y. : Appleton & Co., 1898), Vol.11, pg.210 (Darwin’s letter to G. Benham, May 22, 1863).
Dr. Ernst Mayr, Omni Magazine, February 1983, p.78
Leon E. Long, Geology (New York: McGraw-Hill Book Company, 1974) pg.172

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